ことぶら裏話
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※たまには真面目な投稿です(笑)
コロナ禍もあって最近は「一期一会」という言葉が心に刺さります。新幹線で隣りの席に座る確率は宇宙からピンポン玉を落として自宅のトイレに入るくらいの確率らしいです。
また、自分の両親にはそれぞれ両親がいて、その両親にも両親がいて、そうやってカウントしていくと10代前の先祖は約千人、20代前だと約100万人、30代前だと約10億人います(延べ人数ではありますが)。
そのうち誰かが欠けたり、すれ違いで結ばれなかっただけで自分はここに存在しないのです。そうやって考えると人との出会いは本当に奇跡なんですね。
そして、ことぶらでイベント主催をしていると、たった1人がエントリーしてくれるだけで嬉しいわけです。だってその人も奇跡の存在なわけですから。
ことぶらは2011年の10月にスタートしたイベントです。寺社仏閣をガイド付きで巡る真面目なツアーでした。最初はホント集客に苦労しました。10名~15名程度の定員で「インターネットで告知して申し込みが殺到したら、断る作業だけでも大変だな。」なんて甘い考えをしていました。
でも、だ~れも来てくれませんでした。フェイスブックでイベントを立てても、チラシを作っても、交流会で宣伝しても、だ~れも来ず。無理やり開催して来てくれたのはオトンとオカンと幼馴染だけでした。
これではイカンと思って広報の勉強をしたところ、新聞やフリーペーパーで紹介してもらえるようになり、少~しずつ人が集まるようになったのです。いや~、感動しましたね。初めて知り合い以外の人が来てくれた時には。
そして、初対面の参加者さん同士が和気あいあいと話している姿を見ると、その場を提供できたことに誇りを感じていました。そのころから「一期一会」を意識するようになりましたね。
でも、何か物足りなかったんです。当時は1人2,000円の参加料で約2時間のツアーだったのですが、参加者さんはその2時間のために、朝準備をして、自宅から集合場所まで来て、ツアーに参加してまた自宅まで帰って行く。
僕が提供するツアーは2時間でも参加者さんに提供してもらっている時間は半日以上なわけですから、2時間のツアーを提供するだけでは芸がないなと感じたんです。
そこで、その日のツアーの様子をブログに書いて、参加者さんが帰ってから見てもらえれば、参加者さんの半日をより豊かにできるんじゃないかなと思ったわけです。それからツアーごとにブログを書く事にしました。
ただ、今と違って真面目なブログです。そもそもツアーが寺社仏閣を「学ぶ」ツアーでしたから、ブログも真面目に書いていたのです。参加者さんはツアー終了後に「今日は勉強になりました」と言って帰られることが多かったです。
でも、この段階でもまだ物足りなさを感じていました。勉強のために参加してもらえるのは嬉しいけれど、人との出会いは「一期一会」。それだったら参加者さん同士が交流できるコミュニティーにした方が意義があるのではないかな?と思ったんです。
ことぶらは以前在籍していた会社の社内ベンチャーで立ち上げたのですが、独立したのを機に「学び」よりも「楽しみ」を重視しようと考えました。
そして、ルーレットを回してどこに行くか分からないアドリブツアーや、田中さんしか参加できないツアー、観光地のトイレばかり巡るトイレツアー、ヒゲツアー、妄想ツアー、本能寺の変を再現するスパルタウォーキングツアーなどなど、個性的(アホ)なツアーばかり産み出しました。
そしたら数多くのメディアに取り上げていただき、気が付けばテレビ、新聞、ラジオなど100件を超える紹介数となり、参加者さんも増えて集客に困らなくなりました。
ただ、収入目的にすると楽しさが減る気がして、お金はほかの事業で稼ぎ、ことぶらはライフワークに切替えることにしました。集客数がピークの時に終息宣言をして皆さんを驚かせましたが、ここ数年は本業に支障が出ない範囲で細々と運営しています。
「学び」から「楽しみ」に移行した結果、面白い変化がありました。これまで「勉強になりました」と言いながら帰っていた参加者さんたちが、「今日は楽しかったです」と言って帰るようになりました。そして、横のつながりもできて、僕自身も友達が増えました。収入目的では得られなかった財産かも知れませんね。
「学び」の時のことぶらは、場を提供したことで悦に入り、ブログも僕の感想や僕の想いを綴っていたので、ひと言でいうと僕の自己満足でした。相手満足にするにはどうしたら良いか考えたところ、その答えは「やっぱり参加者さんが主役」です。
なので、参加者さんを登場人物に仕立てたブログに変えたのです。その結果、とても活き活きとしたブログになりました。参加者さんをいじり(ディスりともいう)まくり、コミカルに書くようにした結果、僕もブログを書くのが楽しくてしょうがなくなりました。
参加者さんを疫病神扱いしたり、ゴリラ扱いしたり、雑魚扱いすると、そういう芸風に耐えられるメンバーが集まり、とても明るい雰囲気になります。変な人をシャットアウトできる効果もあり、コミュニティーを守る責任も同時に果たせます(主催者の僕が一番コミュニティーを荒してるけど)。
ツアーから帰宅した参加者さんがブログを見て、そのブログを肴にお酒を飲む人もいますし、次回会った時に参加者さん同士の会話のきっかけにもなります。
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「あんなこと書かれて可哀想ですね」
「そうでしょー。田中さんはヒドイわ~」
「ホンマ、最悪な主催者ですよね」
「わたしらお金払ってるのになぁ~」
「そうやそうや~」
そう言いながら毎回参加するわけです。僕がブログで参加者さんをいじり、参加者さん同士が面と向かって僕をいじる。そんなコミュニティーになっていて、とても嬉しいです。
ツアー中もブログもそうですが、僕はわりと人間関係を突っ込むようにしています。それは冬山のハリネズミを実践しているから。ご存知ですか?冬山のハリネズミ。以下に引用しますね。
《冬山のハリネズミ》
昔むかし、あるところに仲良し2匹のハリネズミがおりました。
ある吹雪の夜。
2匹は寒さのあまり震えていました。
1匹が言いました。
『お互い体を寄せ合って温め合おう!』
もう1匹も言いました。
『いいね!そうしよう!!』
2匹は身体を寄せ合い、暖をとることにしました。
しかし、なんということでしょう。
2匹はハリネズミ。
身体を寄せ合うと、お互いのハリでお互いの身体を傷つけ合ってしまうのです。
寒いから近づく。
しかし近づくとハリが刺さり、痛い。
寒い痛い・・・
寒い痛い・・・
寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い
寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い寒い痛い
少し時間が経ちました。
2匹はハリが刺さらず、そして離れすぎない、暖かくなれるお互いの距離を見つけました。
そして幸せそうに微笑んでいました。
ことぶらの参加者さんたちは、個性的な人たちばかり。ハリネズミでいうところの針の長さや形が違い過ぎる人ばかりです。
「私の針の長さも独特よ」
という人がいたら、ぜひまた遊びに来てください。極寒の冬山で変態ハリネズミたちが温かく迎えてくれるでしょう。
コロナの影響でしばらく新ツアーの告知はできそうもありませんが、終息までの間にアイデアを温め、また面白おかしいツアーをアップして行きますね。
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他にもクリスマス、バレンタイン、母の日、敬老の日など、シーズナルで登場する限定商品にも注目ください♪
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