日本昔話な京都ランチの会。祇園にある琢磨さんで京料理のランチ会を開催しました！

むか～しむかし、あると所に田中英哉（たなかひでや）という男がおりました。

田中は２時間だけの京都スモールツアーことぶらを主催しておりました。

そんな田中の所へ、田端真澄（たばたますみ）という女性が現れました。

沢山の人に喜ばれる取組がしたいから、ことぶらを手伝いたいと申し出たのです。

田中は田端真澄に月例の京都ランチの会の運営を任せました。すると、その会は告知から一晩たたずに満員になるほど人気が出て、田端真澄は参加者さんから絶大な支持を集めました。

反面、毎回何もせずにただ参加していた田中は評価を落とし、いつしかランチ会に呼ばれることすら無くなりました。

ある日の事、３か月連続でランチ会不参加だった田中の元に、田端真澄からこんなメールが届きました。

丁度第一子が誕生したばかりの田中は、妻が数日入院するため自炊生活を送っていたので、とても良いタイミングで招待されたと喜びました。あまりにも喜んだ田中は気合いを入れてスーツ姿で出席する事にしました。

ところが、田端真澄からこんなメールが届きました。

満員になると真っ先にリストラされるのが田中でした。

でも、ポジティブな田中は希望を捨てませんでした。

ところが、そんな田中に田端真澄は容赦なく引導を渡しました。

奈落の底に落ちる田中。

結局田中は参加出来ませんでした。

そんな田中をよそに、川沿いをテーマとしたお店選びのランチ会は盛況でした。

今回は祇園にある琢磨というお店で開催。

皆ワイワイと楽しく過ごしておりました。

1人取り残された田中は愛犬の弥七とヒッソリと過ごしておりました。

ランチ会で出てくる料理はどれも豪華。

全ての写真を載せられないほど続々と出て来ました。

美味しい料理にランチ会メンバーは舌鼓を打ち。

田中はひもじいお昼ごはんを食べていました。

ひもじかったのは田中だけでは無く、愛犬弥七もひもじかったようです。

ドックフードがたった一粒だったのは。

ひもじさに負けた田中が手を付けてしまったからだそうな。

田中には一つだけ良い事が有りました。それはお天気が晴れだった事。

涙で濡らした枕を干す事が出来ました。

それから数十年の月日が流れ、田端真澄は今でもランチ会を運営している。

※常連さんです

田中を追い出し、人生の目的の一つを達成した田端真澄は自分探しの旅に出かけました。

タイムトラベルで自分を見つけた田端真澄。

その後もタイムトラベルを繰り返し、趣味で男装していた時の自分を含め、沢山の自分を探してタイムトラベルを繰り返したんだとか。

田中にとっては日本むなしい話だったとさ。めでたしめでたし。

※ご参加頂いた皆様、ありがとうございました。

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